Q.料金とは別に必要になる実費とは何ですか?
料金とは別に必要になる実費とは主に以下のものになります。
役所手数料
戸籍謄本や住民票(除票)、名寄せ(固定資産課税台帳・課税物件一覧表)、戸籍の附票などを発行してもらう際に市役所・区役所・町村役場の窓口で支払う手数料です。
1通あたり戸籍謄本(戸籍全部事項証明書)は450円、除籍謄本・改製原戸籍謄本は750円、それ以外の証明書(住民票など)は各市区町村により異なりますが、概ね300円~400円程度になります。
定額小為替手数料
役所に戸籍等を郵送請求する場合、役所手数料(Q1参照)の支払いには、ゆうちょ銀行が発行する定額小為替という為替証書を利用します。その為替証書をゆうちょ銀行に発行してもらう際に支払う手数料が「定額小為替手数料」で、証書1枚につき200円となります。
郵送費
役所に戸籍等を郵送請求する場合や、当事務所からお客様・各相続人様に書類等を郵送する際の往復分の郵便料金です。当事務所では、原則として戸籍等の郵送請求の場合(返送用)はレターパックライト(430円)を使用し、お客様への書類等の郵送にはレターパックプラス(600円)またはレターパックライト(430円)を使用しております。
※郵送方法の変更にも対応しておりますので、ご希望の場合はお申し付けください。
登記手数料
土地や家(建物)などの登記事項証明書(登記簿謄本)、地図(14条地図)、地図に準ずる図面(通称、公図)、地積測量図等を発行してもらう際に法務局の窓口で支払う手数料です。
当事務所では、原則としてオンライン請求・窓口交付で取得しておりますので、登記事項証明書は1通あたり480円(地図等は430円)になります。なお、登記情報提供サービスにおける閲覧の場合は334円(地図等は364円)になります。
登録免許税
不動産の名義変更(相続登記)の際にかかる税金で、不動産の価額に1000分の4(0.4%)を乗じた金額になります。
【計算方法】 不動産の価額の合計額(下3桁切り捨て)×4/1000(0.4%)=登録免許税(下2桁切り捨て) |
「不動産の価額」とは、固定資産評価証明書上の「評価額」になります。「評価額」は固定資産税納税通知書(課税明細書)や名寄せ(固定資産課税台帳・課税物件一覧表)にも記載されていますので、登録免許税額を概算で計算する際に利用することができます。
なお、共有不動産やマンションなどの敷地権付き区分建物、公衆用道路などの場合は上記の計算方法とは異なりますので、ご注意ください。
残高証明書発行手数料
金融機関等から相続開始時点の残高証明書を発行してもらう際に必要となる手数料です。
発行手数料は各金融機関によって異なりますが、概ね1通あたり税別300円~800円程度になります。